
この記事は学部2,3年生または院生の就活生の方向けにインターンシップの選考方法について紹介します。
また、インターンシップ選考と本選考の違いについて企業アンケートを用いて紹介します。
1.インターンシップ選考の種類は?書類選考だけじゃない!?

インターンシップの種類には一体どのようなものがあるのでしょうか。リクルートキャリア 就職みらい研究所「就活白書2018」によると、インターンシップ参加者の選考方法は、「書類」が39.9%、「面接」が16.8%、「適性試験」が10.2%、「筆記試験」が3.5%、「先着順や抽選」が35.8%、「選考はしていない」が32.2%となっている。
このように、約40%の企業が書類選考を行なっていることがわかります。また、およそ30%の企業が選考をそもそも行なっていないことがわかります。
2.書類選考

インターンシップ選考で最も多い選考方法である、「書類選考」について紹介します。
書類選考では、企業が学生に対して提出を要求する書類は主に2種類です。それは「履歴書」と「エントリーシート」です。では、この2つは何が異なるのでしょうか?以下で詳しく説明します。
履歴書
履歴書(りれきしょ)とは、学業や職業の経歴など人物の状況を記した書類のことで、就職や転職時に選考用の資料として用いられる。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
履歴書は人事データとして使う公的な書類です。このデータに記載された、氏名、生年月日、住所、連絡先、学歴などは入社後や参加時の従業員データとして管理されます。また、記入するフォーマットは企業によってほとんど違いはないと言えるでしょう。
エントリーシート
エントリーシート(Entry Sheet)とは、イベント等への参加を希望する者が、参加希望の意思や必要事項等を記載し、その主催者に対して提出する書類・応募用紙のことである。要するに「申込書」のこと。ESと略されることも多い。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
一方エントリーシートは、公的な書類というよりは、選考に使用することを目的とした書類です。記入する内容は各企業毎に異なり、文字数などのフォーマットも異なります。
書類選考では企業はどこをみているの?
書類選考では企業側は一体どこに注目しているのでしょうか?また、応募者(学生)はどこに注意して書けばいいのでしょうか?ずばり、「志望動機」「ガクチカ」「自己PR」の3つです。企業によっては業種に特化した質問が出される場合もありますが、多くの企業のエントリーシートではこの3つの質問が多いです。ちなみに、「ガクチカ」とは「学生時代に力を入れていたこと」の略です。
多くの企業はエントリーシートの志望動機欄に「なぜインターンシップに参加したいのか」という「志望動機」の質問を出しています。この質問にはどうしてこの企業のインターンシップに参加したいのかできるだけユニークな理由を書くことが大切です。あたり前ですが、なんとなく応募したでは、企業側も他の応募者とあなたに差異を見出せません。なのでオリジナリティのある「志望動機」を書く必要があります。
「ガクチカ」=「学生時代に力をいれていたこと」に関する質問で企業側が見ているのは、「あなたが日常生活の中でどんなことに興味を持ち、どのように取り組んでいるのか」つまり企業は日常生活の中でのあなたの物事に取り組む姿勢について知りたいのです。
「自己PR」に関する質問で企業側が見ているのは、「あなたの能力・性格」です。そのことを踏まえ、自己PRを書く上で注意したいのは自己PRは「どれだけ企業が好きか」や「志望度がどれだけ高いか」をアピールする場ではないということです。企業がしりたいのは、企業が求める能力と比べて、あなたの能力がどの程度なのかということです。
3.面接

面接(めんせつ)とは、人物像や能力を見たり聞いたりするために、直接会って対話などをする行為をいう。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
書類選考についで多くの企業が実施している選考方法の「面接について」紹介します。主な面接の形式は、個人面接、グループ面接、グループディスカッションの3種類です。企業によっては面接は1回だけではなく、1次面接、2次面接と複数回行われる可能性もあります。以下でそれぞれの面接形式について詳しく説明します。
個人面接
個人面接は、学生1人に対して面接官が1〜複数人で行う形式です。個人面接の特徴は学生1人に対して面接にかける時間が長くなるため、企業側は学生をより深く掘り下げることができます。なので1つの質問に対して深掘りされる可能性もあるということです。
グループ面接
グループ面接とは、複数の学生に対して同時に質疑応答し、選考する形式です。エントリーシートの内容と同じように、「志望動機」「ガクチカ」「自己PR」について聞かれることが一般的です。エントリーシートに書いたことを自分の中で消化して、質問に答えられるようにしておきましょう。
グループディスカッション
グループディスカッションはグループ面接と同じように複数人の学生を同時に審査する形式です。しかし、グループディスカッションでは、複数の学生が与えられたテーマについて議論し、結論をプレゼンという形式です。企業側はそのプロセスを審査するという訳です。出題されるテーマは企業の商品やサービスに関することや時事に関するものです。
4.適性試験、筆記試験

適性検査(てきせいけんさ)とは、職業・学科などにおける特定の活動にどれほど適した素質をもっているかを判定するための検査。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
適性試験や筆記試験とは、性格検査と能力検査を合わせたものです。性格検査では、学生の生活を分析し、能力検査では、一般常識から国語や算数、英語などから論理性や思考能力を確認します。受ける適性試験は企業によって異なりますますが、有名なのはリクルートが作成するSPIです。また、適性試験は専用の問題集や過去問が多く存在するので事前に解いておくことが大切です。以下に代表的な適正検査を紹介します。
SPI検査
企業の採用試験で行われる適正検査の中で最も代表的な適正検査です。検査の内容は性格検査と能力検査に別れています。受験方式は、自宅のパソコンで受験するWEB受験や専用の会場で受験するテストセンター受験など多数の方法が存在します。
玉手箱
「玉手箱」はSPI検査についで採用試験で用いられることの多いテストです。主にWEBで受験します。試験は能力テストと性格テストに別れています。短時間でいくつもの問題を効率よく解いていく必要があるため、過去問などで練習しておく必要があります。
YG検査
「YG検査」は性格検査です。質問は全部で120問あり、時間は30分です。選択肢は、「はい」「いいえ」「どちらでもない」の3択です。その結果から、受験者の性格の特性を分類し、その人の持つ考え方や人との関わり方の傾向をつかむことができます。
クレペリン検査
制限時間内に単純な足し算の作業を繰り返し、処理能力や性格特徴をチェックする検査です。
4インターン選考と本選考の違いについて

インターンシップの選考と本選考の違いについて紹介します。この違いは企業側の目的の違いと言えます。リクルートキャリア 就職みらい研究所「就活白書2018」によると、企業はインターンシップの実施目的を以下のように回答しています。「仕事を通じて、学生に自社を含め、業界・仕事の理解を促進させる」が89.0%、「学生に就業体験の機会を提供することで、社会貢献する」が49.5%、「採用を意識し学生のスキルを見極める」が39.4%、「将来の顧客となり得る学生に対して、自社に対する理解・イメージアップを促進させる」が36.9%このように、本選考が採用を目的としてるのに対し、インターンシップでは大半の企業が学生の企業理解を促進させることや、企業のイメージアップを目的としています。さらに、インターンシップ選考と本選考の採用基準の違いに関する質問では「全く同じ」が32.7%、「多少異なる」が33.0%、「全く異なる」が34.3%となっており、70%近い企業がインターンシップと本選考の選考基準が異なると回答しています。
まとめ
インターンシップの主な選考には、「書類選考」「面接」「適正試験・筆記試験」がありました。いずれの選考形式にも大切なことはしっかり事前準備をすることです。どの形式の選考でも、どのような設問があるのかは事前に知ることができます。自分の受ける企業のインターンシップがどのような選考方法を取っているのか調べることで、しっかりと対策をすることが大切です。